【恋巡り】歌词 – 神山羊

2023年10月11日

あゝ長い髪が
風にゆれる
私は何度も
夕に染まる顔を
思い出していた

どうしたら気が付いた
この春に終わりがあったこと
君が言ったこと

ずっとこのまま
もういいかい
回り出す
錆びた自転車

たった一度だけ
すべて思い通り
振り向けば君
もうここにはいない

巡り合う季節の中で
変わらない日々を過ごして
切ない夜の行き先 眺めて
辿り着く奇跡の痕に
シャッターを切っていく
君の熱、擦れた靴、影二つ

あゝ細い指で
針に触れる
私は何度も
憂鬱な顔を
思い出していた

もう二度と
言えないのなら全て
言えばよかったねと
笑う声がした

ずっとこのまま
もういいかい
変わりゆく
景色の中で

たった一度だけ
体が宙を舞っていく
花びらのように

手繰り寄せた君のシャツと
いつも遅すぎた私の
切ない夜の行き先 答えて
流れ着く季節の跡に
シャッターを切っていく
冷めた熱、捨てた靴、影一つ

遠回りして帰って
色めいてる
懐かしいあの香り
今もまだ残ったまま

巡り合う季節の中で
変わらない日々を過ごして
切ない夜の行き先 眺めて
辿り着く奇跡の痕に
シャッターを切っていく
君の熱、擦れた靴、影二つ

花に風、朝の月、恋巡り